ケース３：いさぎよく帰国する
意外に多いのがこのパターン。
シンガポールから帰国した女性に帰国理由をインタビューすると、実に半分以上の方がキャリア設計（転職、異動）よりも、恋愛の方が影響が大きいと話してくれます。
「シンガポールで新しい日本人の恋人ができたんです。その人の帰国に合わせて自分も帰国することにしました」とか、
「海外就職の夢は叶いました。もう十分満足なので、そろそろ婚活しに日本へ戻ります」とか、
「海外でキャリアを築くのも捨て難いですが、やっぱり彼のそばにいたいんです。私は恋に生きます！」とか。
さんざん悩んで、迷って、行動して、考え抜いて出した結論。覚悟を決めて帰国の道を選ぶ女性は、素直にカッコイイと思います。
海外で働いてみて、結果的に（自分の想像以上に）恋人の存在が重要なんだと気づくことができた。それだけで一度は海外就職にチャレンジした価値があるのではないでしょうか。
まとめ
私がシンガポールで出会ったたくましい女性たちのリアルストーリー
多くの女性が直面する「キャリアと恋愛の両立」問題。キレイに両立するのは、確かに簡単なことではありません。
それでもうまくバランスをとりながら前へ進んでいる人には共通点があります。
それは「自分で決断し、その決断に後悔していない」ということ。
ある女性は、シンガポールに行くかどうか迷っていた時、彼からこんな言葉をもらったそうです。
「そんなに海外で働いてきたいなら、絶対行ったほうがいい。男を理由にキャリアを諦めたら、後悔するんじゃないかな。もしかしたら別れてしまうかもしれない不安があるのはお互いさま。でも、一度きりの人生。やりたいことはやったほうがいいよ。最後は自分で決めな。」
一見突き放すような最後のセリフですが、彼女はそう背中を教えてくれた彼のことを、逆にもっと信じられるようになったと言います。
自分の人生は自分でしか責任は取れない。結局シンガポールで働くことを選びましたが、その彼とは今でも遠距離でラブラブだそうです。
恋愛は相手がいる話なので、必ずしも自分が望んだようにはいかないもの。めちゃくちゃ考えたって、努力したって、うまくいく時は行くし、行かない時はいきません。だからこそ、最後は自分の直感に従うしかないのではないでしょうか。
個人的には、恋愛を理由に海外就職を諦めるのはもったいない！ と思います。でも、人それぞれ人生で大切にしたいことは違いますからね。
今日ご紹介した先輩方のエピソードを参考に、自分の納得いく決断ができることをお祈りしています。
