皆さん、こんにちわ!
Good Job Creations の高田です。グッドジョブでの通訳派遣のコーディネーターとして約3年目に入りました。
本日は、シンガポールのフリーランス通訳についてお伝えしたいと思います。
通訳派遣の種類には展示会でのブース通訳、商談、出張者同行通訳、医療通訳、セミナー、会議(同時通訳)が
主な派遣依頼ですがどんな方が活躍されていて、何が必要なのでしょうか?
どんな人が通訳として活躍されているの?
最近ありがたいことに日本からもシンガポールでの通訳者として当社に登録のご連絡をいただくのですが
シンガポールでフリーランス通訳として働くには、就労ビザの観点からシンガポール人、永住権保持者、
及び配偶者ビザを保持されていて尚且つご自身の会社からLOC(Letter of Consent)を発行されている方のみとなります。
第一線で活躍されている方のほとんどがフリーランスになる前に社内通訳等で何らかの通訳業務を経験された方が多く、
ご自身の専門分野を持ちつつ幅広い分野の知識をお持ちです。また、通訳の専門の養成学校に通われて
通訳技能を身につけられた方も多く見受けられます。
またよく頂く質問で、シンガポールでの通訳派遣が多い時期はいつですか?というのがございますが、
シンガポールでは通年何かしらの展示会が行われていますが
特に10月はFoodJapanという日本の食品や食品機械の展示会が開催されるため
多くの通訳の方のスケジュールを押させるのが難しい時期となります。
尚、商談やセミナー、会議などは通年を通して派遣依頼を頂きます。
通訳になるには何が必要?
やはり土台となる英語力は必須です。通訳はその場での受け答えが必要となってくるため豊富な語彙力が必須となります。
ただ、通訳イコール英語力ととらえがちですが英語力があるだけでは通訳者として活躍するのは難しいなーと
コーディネーターを始めて痛感しました。それでは、語学力以外に何が必要なのでしょうか?
マナー:通訳のお仕事の一部はお客様の間に入ってコミュニケーションもお手伝いをさせていただくお仕事です。
展示会でのブース通訳から商談会等様々なシチュエーションに対応していただくのですが、身だしなみや適切なふるまい、
フレキシブルな対応を心がけているかたは、お客様からのリピート率は高いです。
幅広い知識:お客様には事前の予習のために資料をお願いしておりますが、対話の中でどのような話題になってもご対応いただける幅広い知識が必要となります。
通訳の方はお仕事が入るとできるだけ多くの資料を読みたくさんの情報を入れてから現場にいかれるようです。
また、日々いろいろな角度にアンテナをはり語彙力や知識を深めておられています。
最近、お客様からのリクエストで過去にご一緒した通訳の方が英語力は問題ないが一般知識が足りないため日本語の意味が分からずに通訳できない場面があった為
幅広い知識をお持ちの通訳の方を探してほしいという依頼を頂いたこともありました。
精神的な強さ:プロとして活躍されている通訳の方は、コツコツと毎日努力されている方が多いですが、
やはりそうはいってもすべての専門用語を日本語、英語で把握されるのは無理だと思います。
以前、あるパーティーのスピーチの逐次通訳に同行させていただきましたが、事前にスピーチの原稿を頂いていて通訳の方もその原稿をもとに準備されていたのですが、
いざ始まってみるとスピーカーの方が原稿内容と違う話を始められました。
通訳の方は平然と通訳をされていましたが、後で聞いたら突然のトピック変更はよくあることで適切な訳語が出てこなかった場合、
スピーカーが伝えようとしていることと意味が変わらない程度であれば、他の言葉で置き換えて通訳してます、と笑って仰ってました。
人前で咄嗟に聞いて言葉を整理して伝えるというのは、大変なプレッシャーですがそれを跳ね返せる精神的強さは不可欠だと思います。
また、お客様の言葉を要領よく整理してできるだけ近い内容を迅速に伝えなければならないため相当の集中力と頭の回転の良さが求められます。
最後になりますが、シンガポールでフリーランス通訳者として生計を立てるのは簡単なことではありません。
お客様からの評価がよい方はリピートや照会率も高いですが、そうでない場合は収入の安定が難しい職業でもあります。
ただ、もし通訳の派遣のお仕事に興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。
また、ビザの関係でシンガポールではフリーランス通訳は無理だけど
シンガポールで社内通訳や翻訳のお仕事を探されている方是非弊社にご登録下さい。
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