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シンガポールで1ヶ月インターンシップをして感じたこと


こんにちは! Good Job Magazineインターン生の中嶋です。
シンガポール(GJC)でインターンシップに参加させていただき、1ヶ月が経ち、仕事もシンガポールの生活もやっと慣れてきました。
そこで、今回はシンガポール(GJC)でのインターンシップに参加して感じたことを紹介していきたいと思います。

 

1.インターンシップに参加して感じたこと

 

1.1スピード感が違う

私が社会人のスピード感に圧倒されたのは、マーケティング業務の一つを任せていただけた際に、企画内容の立案からプレゼン準備を行なっている時でした。
プレゼン内容の質を保ちつつ、いかに早く具体化(伝わりやすさ)できるかが求められました。
また、報告の際も短文かつ伝わりやすい方法でスピードを常に意識しないといけないことを感じました。
スピード感を持って仕事をする理由は、自身の作業効率のためもありますが、報告や提案をする際に、チームメンバーの時間をいただいているためです。
自身のためだけでなく会社全体に関係することだと実感しました。

 

1.2スケジュール管理が難しい

仕事の進め方を知らないインターン生にとって1日のスケジュール管理は重要になってきます。
(私の学生時代は、行き当たりばったりの行動しかしてこなかったため、他人よりも難しく感じているのかもしれません。)
最近は、出社してすぐに、1日のスケジュールを計画し、書き出しています。
「グッドジョブマガジンの記事を書く」という仕事であっても、文の構成を立てるのか、見出しを考えるのか、内容を詰めていくのか、など細かく分けて考えています。
また、自分の能力を把握した上で、目標から成功の道筋を逆算し、どのように計画していくかを細分化して考えるようにしています。
それらを考慮し、自分では可能なスケジュールだと感じていても予定通りに行かないことがほとんどです。
日々過去の反省点を活かし改善を図っています。

 

1.3仕事の現実を知れる

大学の授業で色々なケーススタディーなどを踏まえ学習してきたため、少し自信を持った状態でインターンシップに参加しました。
実際に会社の中で考えるのと大学で行ったものでは全くの別物で、自分の無力さ仕事の難しさを思い知りました。
参加時に、自分で作った企画を立ち上げて進めたいと思っていましたが、いざ「新企画を考えて!」と言われた際には、何をしていいのか、何から始めればいいのか、が分からず進めることができず悔しい思いをしました。
インターンシップでは、楽しい仕事ができると期待していましたが、実際にやってみると業務に追われて必死でこなすことに精一杯で、期限守ることすらできないこともあります。
自分の精一杯の力を振り出しても、皆さんの足元にすら追いつけません・・・
仕事の大変さ、理想との違いを改めて痛感し、今後の努力に繋がるきっかけになりました。

 

 

2海外インターンで感じたこと

 

2.1日本人と外国人の違い

現在働いているGood Job Creationsは、日本人、シンガポール人やマレーシア人(特に中華系の方)がいます。
日本人と外国人は同じ勤務時間働いていますが、日本人よりも外国人の方が退社時間に仕事を終わらせ、帰宅している方が多いです。
このことから、外国人は仕事とプライベートをしっかりと区別して考えているのだと思いました。
プライベートでしっかりと休息をいれ仕事とのメリハリをつけることが作業効率を向上させる要因になっているのだと感じました。

 

2.2日本で経験できないこと

このインターンシップでは、マーケティング業務を行っています。
シンガポールは人口の3分の1が外国人で、シンガポール人の中でも3つの人種が存在する多国籍な国です。
そのため、マーケティングを行う際に人種の特徴、国民性、宗教、などを考慮しニーズは何かを探していかなくてはいけません。
シンガポールでのニーズ探る際に、考えられる要素が日本に比べて多く存在しているため、シンガポール内のニーズ調査に長い時間がかかってしまいました。

人種の特徴や国民性などをシンガポールに来て1ヶ月の私が理解できるわけもなく、多々あるニーズの中から最善なものを選ぶことができませんでした。

考え方や感じ方の違う国民が多いからこそ悩ましく難しいマーケティング方法で、シンガポール以外では、なかなか経験できない貴重な体験だと思っています。
以上のように多くの事を考えることから、色々な視野を持つことができるため、将来海外就職を考えている方にも日本で就職を考えている方にも有益な経験になると思います。

日本の方と海外の方 コミュニケーション

日本人とマレーシア人とのコミュニケーション

2.3英語だけでなく中国語も学べる

海外インターンシップでは、英語を学びながら会社で働けるという経験が積めます。
しかし、ここでは英語を学べることはもちろん中国語まで学べる環境です。
シンガポール人の人種で1番多いのが中国系のため、ほとんどの方が中国語と英語を話すことができ、日常の中に中国語が溢れていることが理由です。

ちょっとした会話でも、中国語で話すと中国語で話してくれると思います。

自分にあてはめて考えると、外国人に日本語で話しかけられたら日本語で返します。。さらに、なぜ日本語が話せるのかも気になり話題を広がっていきます。
そのように、英語だけでなく中国語も学びたい方は、自分の行動次第で学習環境を簡単に作れると思いますよ。

 

3.海外インターンの考え方の変化

 

多くの方は、海外でインターンシップに参加するには高い英語スキルが必ず求められると考えていませんか?
私も、海外インターンシップに参加する前はそのように思っていました。
(日本に存在する企業でさえ英語を共通語に使っている企業もあるので、海外の企業では英語のみしか使われていないと思っていました。)

私は英語に自信のなく海外のインターンシップで上手くやっていけるか心配でしたが、初出社の日にその不安は消えました。
なぜなら、Good Job Creationsでは日本人同士だと日本語で会話をしていたからです!
社内に日本人がいると、外国人とコミュニケーションをとる際に分からないことがあっても助けていただくことができます。
海外インターンシップは、「海外で働いてみたい」と興味のある方は、誰でも参加することが可能だと思いました。
海外でインターンシップをするには、多少なりとも英語が必要になってきます。しかし、英語ができないからといって諦めるのはもったいないと思います。

image1 (5)

日本人同士でのコミュニケーションは”日本語”で。

 

 

4.充実した海外生活

 

海外でインターンシップに参加することで経験できることは、仕事だけではありません。
1日の多くの時間を過ごす宿泊先や、日々の食事でも、様々な経験を積むことができます。

しかし、長期の海外生活となると、多かれ少なかれ不安があると思います。(治安はよいのか、食事は美味しいのかなど・・・)
最初は私も不安に思っていましたが、1ヶ月シンガポールで生活して不自由も不安も感じませんでした
(日本よりも便利に感じることもあります。)

現在、会社まで2キロ離れたホステルに宿泊し通っています。
シンガポールに来た頃、海外の公共交通機関は、ほとんどが時間通りに来ないものだと思っており通勤が心配でした。
そのために、出勤の際はバスで10分の道のりですが、1時間前にはバス停や駅で待つようにしていました。
しかし、バスもMRT(電車)がほとんど正確な時間に到着します。
さらに、どちらも便数が多いため日本よりも待ち時間が少なく便利だと感じます。
交通面での遅刻の不安はなくなり、自分の思っている時間に着くことができます。

交通面だけでなく、食事も日本人の口にあっていると思うので何を食べても美味しく感じると思いますよ。
毎日のインターンを終えて、美味しい食べれるので疲れも少しは和らぎます。値段も安いですし・・・

さらに、皆さんが一番と言ってもよいほど気にされるであろう治安ですが、とても安全な国だと思います。
なぜなら、夜遅くに夜食を買いにコンビニに何度か出歩いたりしましたが危ない経験をしたことがありません。
日本に居るときと同じ行動が不安なくできます。(安全な国ですが、海外にいる自覚を忘れないことは大切です。)
また、休日には無料で楽しめる観光スポットも多く存在しているため、ワークライフバランスをうまく取れる国だと思います。

 

 

まとめ

インターンシップに参加する前から、学生と社会人との間には大きな溝があるとは思っていましたが、これほど大きなものだとは思っていませんでした。
社会に出る前に知ることができ、本当に良い経験だと感じています。
日本国内でのインターンシップを経験したことはありませんが、海外でのインターンシップを経験することによって、日本で行うよりも遥かに多くの経験ができると確信しています。
仕事の難しさは全世界同じだと思いますが、働く環境下は国や地域の特徴が強く反映されるもので、働き方や考え方が変わってきます。
シンガポールでは英語だけでなく中国語も学べる環境下で仕事できることや、人種の特徴・国民性・宗教などを考えながら視野広くマーケティングをできるのはシンガポールならではだと感じています。

海外でインターンシップをすることは想像しているよりも難しいものでなく、興味と行動力があると実現できるものだと思いました。
海外で働くというキャリアはグローバル化の進む日本で必ず必要になって来るものだと思うので、みなさんにも「海外インターンシップ」の良さを伝えられるよう、今後も発信していきたいと思います。

 

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