今、すでにシンガポールで働くご自身についてはいかがですか?
シンガポールで働いたキャリアを振り返り、これからを考える
シンガポールにいる自分にあてはめると、僕個人の経験としては以下のようなことが言えるかなと思っています。
34歳まで、「いろんなヒトと仕事をする時期」
- シンガポールは狭い国です。
- Meetupやイベントに参加していると同じ顔に出くわすことがよくあり、親しくなりやすい環境があります。そこからさらに別の人を紹介してもらって、一緒に仕事をしたり、日本より容易に、横のネットワークを築けているのではないかと感じています。
- 日本人コミュニティはさらに狭く、異業種間でのつながりを築く容易さは、日本とは比較になりません。その中で、仕事で関わることがまったくない人も多くいて、「一緒に仕事をする」ということからは外れてしまいますが、仕事やキャリアの話をするだけでも、視野が広がるものです。
- 受託制作の会社にいるということも関係しているかもしれませんが、シンガポールでは、日本だと一緒にお仕事をすることがないような役職の人たちとも、一緒に仕事ができるチャンスに溢れていると思います。
- 担当の方が、リージョナルヘッドクオーターの責任者であったり、アジアマーケティング部門の統括の方であったり、著名な起業家の方であったり。こうした人たちと仕事をすることで、自分の現在地を感じられたり、新たな視点を得ることができるというのは、このシンガポールならではなのかもしれません。
僕は、いま34歳なので、以下のことはこれから実施しなければいけないことです。
34歳から6年でやるのは、「自分の活躍できる分野を見極めること」
- 僕個人としては、これまでに得たスキルだけで、40代で自分の活躍できる分野を見つけることは難しいと思っていて、ここからさらに、もう1つ別のスキル=セカンドスキルを身につけなければならないと考えています。
- 自分がキャリアを通じて実現したいこと=目的を明確にして、今、自分が持っているスキルを軸に横展開で新たなスキルを身につけるのか、全く別のスキルを組み合わせるのか、具体的なことは、正直、まだこれからです、わかりません。
何の結論もありませんが、意識しながら、毎日働いていれば、見つかるかなと思っています。こんな曖昧で、楽観的な気持ちでいられるのも、上記のようなシンガポールの環境に身を置いているからかもしれません。
これからシンガポールへの就職・転職を目指す方々へのメッセージをお願いいたします
日本とは環境が異なるので、日本で築くキャリアと、シンガポールで築くそれとの間に違いがあるのは当然だと思います。
海外転職というとオオゴトに感じますが、そして実際オオゴトかもしれませんが、熟考した後は、気軽に決めれば良いと思います。
優秀な人は、どこに行っても必要とされると思います。
まとめ
海外で、中でもシンガポールでキャリアを築く意味についてのお話しをうかがいました。一つのご意見として皆さまのキャリア形成の参考になればと思います。
海外で働きたいと思う動機は人それぞれだと思います。ただ、ぜひ広い視野、長期的な視点でご自身のキャリアを考えていただきたいと思います。
当社にはシンガポール就労経験の長い担当者が多くいますので、海外転職に興味はあるけれど迷っている、不安を感じている、などもぜひお気軽にご相談ください。