3. 応募条件(Requirements)
応募条件の見方も難しくありません。一般的に必須条件として「学歴」「類似経験◯年以上」「語学力」が設定されていて、加えて尚可条件が書かれています。
Degree/Diploma 大学か短大に相当する学位
minimum 5 years’ sales experience in solution selling
最低5年のソリューション(問題解決・提案型)営業経験
Ability to converse and write effectively in Japanese
日本語を話す力、読む力
求人の真ん中あたりに書かれている“will be preferred”が尚可という意味です。
“In-depth knowledge of telco & system integrator environment will be preferred”「電話会社やシステムインテグレータの深い知識があれば歓迎します」ということです。
できれば尚可条件まで満たしていたい所ですが、必須条件だけでも応募できます。必須条件を満たしていないと書類で落とされる可能性が高いですが、ダメ元でも応募した方が絶対に良いです。
採用事情は結構流動的なので、裏では募集条件がちょくちょく変わったりして、チャンスは大いにあるでしょう。
ちなみに最後の”We regret only shortlisted candidate will be notified“とは、「合格者のみにご連絡します」という意味です。
合格の場合はメールで連絡が来ることが多いですが、リクルーター(採用担当者)から直接電話がかかってくることもあります。
4. 待遇(Benefits and Conditions)
待遇の中で気になる箇所といえば、やっぱり給与ですよね。
残念ながら今回の求人は非公開(undisclosed)となっています。これは本当に非公開の場合もあれば、求人媒体に登録していないと見られない場合もあります。
その他勤務時間やBenefits(福利厚生)も記載されているので、軽く確認しておきましょう。シンガポールだと、dental(歯医者)とか、miscellaneous allowance(雑手当)とか、面白い手当を出してくれる会社もあります。
(福利厚生についてはこちらの記事も参考にしてみてください→『シンガポールで就職するならこれだけは知っておきたい、現地の福利厚生』)
5. 会社概要(Company Overview)
会社概要は求人票にも書いてありますが、正直、会社のウェブサイトに行くのがベストです。
個人向けの消費財を売っている会社であれば、その製品を実際に使ってみるとか、もし行けるのであればお店に行ってみるとか。
志望動機を書く際や面接に活きてくるので、企業研究はしっかりやっておきましょう。
まとめ
今回は、シンガポールで仕事を探す際の求人票を見るポイントについてお伝えしました。
ご紹介したポイントは、エージェントから紹介してもらう日本語の求人にも活用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
繰り返しになりますが、まずはたくさんの求人を見て慣れるのが一番!
慣れてしまえば、英語で書かれていても怖くありません。
また、シンガポールではどんな仕事(チャンス)が転がっていて、逆にどんな職種だと難しいのか、労働マーケットを把握することにもつながります。
一生に一度あるかないかの海外転職。自分に合う求人が見つかることをお祈りしています!