シンガポールへのMBA留学、そしてSMU入学を決心した理由
はじめまして、Singapore Management University(SMU)のMBAに在学中の荒木と申します。
MBAと言えばこれまではアメリカやヨーロッパの学校が主な選択肢でしたが、徐々にアジアへ目を向ける人が増えています。
今後更なるマーケットの拡大がアジアで予測される中、なぜ私がこの地を選び学んでいるのかについて紹介させて頂きます。
◆MBAとは?
まずMBAについて簡単に説明しますと、MBAとはMaster of Business Administrationの略称であり、日本語で言えば経営学修士です。
資格ではなく、世界の名だたる有名大学が設置するビジネススクールが授与する学位のことです。ファイナンスやマーケティングを始め、経営に関することを全般的に学びます。そのため、多くの有名企業の経営者がMBAを取得しています。
◆なぜMBA留学?
そもそもなぜMBA留学を決意したのかに関してですが、一番はキャリアチェンジの機会を最大化し、少しでも自分が納得いく形で次のステップに向かえる確率を上げたいという思いからです。
大学を卒業後、製造メーカーでソリューション営業として勤務しておりましたが、今後の自分の将来を考えた時にどうしてもキャリアチェンジがしたくなりました。とはいえキャリアチェンジする際に考えられるあらゆる不利な条件でただ転職するより、最も可能性が広がる転職を実現したいと思いました。そこで、MBAで学べる知識に加え、インターンシップによって希望する領域の職務経験を獲得すれば次へ良い形で繋がるのではと考えました。
また、将来的に海外で働いてみたいと思っていたため、その前準備として多国籍の環境で共に成果を出しにいく体験をしたかったという意味合いもあります。いわゆる海外で戦えるソフトスキルの強化です。更に大学時代に叶わなかった留学を単純にやってみたいと思い、MBA留学を志しました。
◆なぜシンガポール?
MBA留学を決める際、”シンガポール”という選択肢はまだまだ少数派ですが、様々なメリットがあります。
大きく分けて以下3点の理由があります。
理由①:東南アジアのマーケット知識を得ることができる
現在、日本だけでなく世界各国の企業が東南アジアを統括するヘッドオフィスをシンガポールに構えています。将来的に日本に帰るときに東南アジアのナレッジが更に有効になると考え、東南アジア全体のマーケットに関わりやすいこの地を選びました。
理由②:コスト面で優れている
シンガポールのMBAは欧米のMBAに比べて学費が安いです。主に期間によるものではありますが、同じ期間でも他国のMBAより比較的コストがかかりません。また、生活面においてもシンガポールは世界一生活費が高いと言われていますが、家賃さえ押さえれば特に問題なく暮らせます。
理由③:日本人の卒業生が少ないため差別化しやすい
アジアのMBAは徐々に志望する方が増えてきたとはいえ、依然日本人の卒業生が少ないのが現状です。あまり人がチャレンジしていない所に飛び込めば、それ自体が差別化になるのではないかと思いました。更にはまだまだ成長が見込める地域の中心地で過ごしてみたい気持ちもありました。
◆なぜSMU?
シンガポールのMBAといえば、National University of Singapore(NUS)、Nanyang Technological University(NTU)、Singapore Management University(SMU)の3つの大学が有名です。他の2校と比べるとSMUの設立は2000年でMBAの設置は2008年という若い大学です。しかしながら、2016年の調査で他の学部も合わせた卒業生の平均給与がトップに立つなどSMUの存在感は増しています。その今後の伸び代に対するポテンシャルに非常に魅力を感じ、私はSMUを選択しました。また、SMUのフルタイムMBAは1年の短期集中のプログラムで、キャリアのブランクを限りなく短くできます。
更にロケーションの良さも見逃せません。最寄駅が市内中心部にあってビジネス界とコネクションが作りやすいですし、各種イベントなども授業後に参加しやすい立地にあるというのは大きな魅力です。その上、少人数制のクラスというのも大きなポイントです。少人数制ゆえ人脈が作りやすく、密度の濃い授業が受けられるという利点があります。発言の機会も多くあり、ソフトスキルの強化にも繋がります。
◆最後に
今後はまだまだわからない部分はありますが、少なくともアジアのマーケットに強い人材になりたいです。メインの仕事としてはモノではなくコトを売る領域でマーケティングに携わりたいです。また、個人的なライフワークであるキャリアカウンセラーとしてもアジアに強いカウンセラーとして活動できたらと思います。次回はSMUのことに関してもう少し深く掘り下げてお伝えします。
※4月17日追記
続編をアップしました。
破竹の勢いで進化する、SMUのMBAプログラム!