3. 寿司職人
日本を代表する和食の一つであり、世界中で愛されているのが「寿司」です。ミシュランで三ツ星を獲得した「すきばやし次郎」を特集した映画がアメリカで放映されるなど、世界でも寿司に対する認知度・ブランドは非常に高くなっています。
それもあってか、東南アジアのどこの国にいっても日本の名店から暖簾分けした高級寿司屋があり、シンガポールも例外ではありません。そのお値段は、ディナーのおまかせメニューで一人あたり5万円以上など、日本と比較すると非常に割高です。
それでも夜には接待やデートで満席。日本の名店で厳しい修行に耐えたベテラン寿司職人は、アジア中で引く手あまたといえます。
共通点は希少価値
皆さんもすでにお気づきだと思いますが、この3つの仕事の共通点は「シンガポールでの希少価値が高い」という点です。
どの職種も、日本ではたくさんの働き手がいるため、需要のほうがやや優勢といえる職種です。
一方シンガポールでは、在住邦人や現地の人々からの需要が高いにも関わらず、海外に出て働く日本人の美容師も保育士も寿司職人も、絶対数が少ない。そのため、賃金相場が高騰する現象が起こっているわけです。
今、日本でこの3つの職種についている方にはぜひとも海外転職にチャレンジし、給与と市場価値を大幅にUPさせていただきたいと思います。
では、これらの職種以外の方はどうすればいいのでしょうか?
大切なのは、ご自身のシンガポールでの「希少価値」を意識して、中長期的なスキル開発やキャリア設計をすることです。
たとえば語学で言えば、シンガポールには英語が堪能な日本人の方はたくさんいらっしゃいます。ですがタイ語、ベトナム語、ミャンマー語といった周辺諸国の言語に長けた方はまだまだ少ないです。
このような言語を身につけた方は、シンガポールに統括機能を持つ企業では重宝されるでしょう。
その他にも、シンガポールの在住法人数が毎年増加し日本人家庭が増えていく中で、日本人ハウスシッターや、ペットシッター、トリマーの需要もこれから高まっていくと思われます。
もちろんシンガポール人のハウスシッターやトリマーはたくさんいますが、日本人のハウスシッターやトリマーはまだまだ絶対数が少ない職種なので、かなりの高所得を狙えるのではと考えております。
上記は一例です。
所属する企業で成果を出すことはもちろん大切ですが、シンガポールの労働市場をしっかり見渡し、「需要」に対して「供給」が少ない仕事やスキルを見極めてみましょう。
そのような「希少価値のある」スキルの習得を目指すことは、自身の市場価値と給与を高めることにつながるはずです。
なお、このような情報収集には現地の採用マーケットに精通した人材コンサルタントへの相談がおすすめです。もし悩まれた際は当社にぜひお気軽にご相談ください。
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