こんにちは、
Good Job Magazineの北川です!
シンガポール就職を希望される方からよく聞かれる質問に、
「海外留学経験がなく英語力も自信がないのですが、どうしてもすぐに海外で働きたいです! そんな私でも転職できますか?」
というものがあります。
それに対する答えとしては、
「英語力がなくても不可能ではないです。しかし英語力が高いほうが仕事選びの選択肢は広がりますね」
といった、正直身も蓋もない回答になってしまいます……。
とは言っても、「どうしても今すぐ海外で働きたい!」という方に何年も海外留学したり、日本でTOEIC800点をとれるまで勉強をするような時間はないですよね?
そこで今回は、英語力ゼロからでも最短でシンガポール転職を実現するための英語勉強法について、ご提案したいと思います。
面接の際に重要となるのはアジア人との会話力
まず海外就職の入り口に立つためには、英語面接を突破する必要があります。
英語力にはリスニング力、スピーキング力、リーディング力、ライティング力と主に4つの要素があり、実際に海外で働くにはどの能力も重要となります。
しかし「シンガポールで面接を突破して内定を勝ち取る」という点にフォーカスすると、スピーキング力とリスニング力、すなわち「会話する力」がより重要になります。
1日でも早く海外転職を実現したい方は、まずは「会話力の強化」に時間を投資するべきだと思います。
なぜなら、面接の段階で読み書きを試されることは極めて稀だからです。
相手が何を言っているのかを聞き取り、さらにこちらの言いたいことをできるだけスムーズに伝える。会話力があれば、面接を突破し、海外就職の入り口に立てる可能性が高くなります。
面接で使用される英単語の数や質問のバリエーションは決して多くありません。ですので総合的な勉強は不必要で、面接で想定されるボキャブラリーにフォーカスして勉強することにより、効率的に会話力を高めることができます。
さらに言えば、シンガポールでの転職を目指すのであれば、流暢で正確な発音や、緻密なグラマーまでを習得する必要はありません。
さまざまな非英語ネイティブ圏の外国人労働者を受け入れているシンガポールでは、英語の多様性について非常に寛容で我慢強いです。ですので多少ブロークンであっても、十分に会話を成立させてくれる方が多いです。
そのような意味では英会話レッスンも、欧米人の先生を相手に練習するより、実際に面接官となりうる可能性が高いアジア人相手に練習を重ねるほうが実戦的かもしれません。