海外未経験からの就労体験記~マオさんの場合~ | Good Job Magazine (シンガポールでの就職・転職のあれこれをお届けするWebメディア「Good Job Magazine」です。シンガポール就職のコツ、就職体験談など、シンガ ポールでの就職・転職を目指す人に役立つコンテンツを配信します。)

海外未経験からの就労体験記~マオさんの場合~


皆さんこんにちは、Good Job Creationsの伊藤です。

海外で働きたいけど、なかなかきっかけがつかめない、海外で生活した経験がないので海外就職に憧れはあるけれども不安もある…という方は多いのではないかなと思います。

そこで今回は、海外での生活経験がなくても見事シンガポール転職を成功させ、現在はシンガポールの寿司店で働いている候補者のマオさんにご協力いただき、海外就職を決意したきっかけ、具体的な転職方法、実際に働いてみた感想、等のシンガポール就職のリアルを皆様にお伝えします。

海外で働くことにあこがれているけど一歩を踏み出せないという方の背中を押す記事になれば私としても嬉しいです!

 

自己紹介

シンガポールの寿司屋で働いています、マオです。

私は石川県金沢市で生まれ、地元の短大を卒業し、卒業後は同じく地元の卸売業の会社で事務員として7年半程就労していました。これまで海外はもちろん、県外にすら住んだ経験はありませんでした。

写真①

大家の方とその友人との歓迎会の様子

 

 

なんで海外就職を志したか?

そんな私が海外転職を意識し始めたきっかけは、前職の先輩のひとことからでした。

「マオちゃん、海外で働いてみたら?」

唐突に言われ、どういう意図かわからずビックリしましたが、じわじわと高校生の頃に断念した長期留学の事を思い出しました。

なぜ当時留学に行きたかったのか。その答えを自分なりに紐解いてみると、根底にあった思いは“海外に住みたい”という事でした。それが高校生の頃は手っ取り早く留学だったんですね。

実は日本で就労していた頃も、留学したい!と発作のように思い立ち、資料請求や留学した友達に話を聞いたりしてましたが、いまいちピンと来ず「留学はやっぱり出費が多いな~」と思い、その都度流れていました。

ですが今回ばかりはこの機会を逃すと、もう一生海外に行くタイミングを失うかもしれない、と直感的に感じました。行かずにスッパリ諦めるか、やりたかった事を今回叶えるか、そこまで考えが及んだ頃には「行く」の一択でした。

それからは期限を決めて、家族に報告、上司に報告、仕事の引継ぎ、友達や親戚に挨拶、保険の見直し、海外に転職・住むならどこが良いか等調べ、バタバタしながら過ごしました。

ちなみに私が移住先としてシンガポールを選んだ理由は、治安が良い事、公用語が英語である事、いろんな人種がいて溶け込みやすい環境にある事、水道水が飲める事、の4点が決め手でした。

花写真

前職の同僚からいただいたお花

 

パソコン

シンガポール出発前日、家族とGoogle散歩

 

 

転職方法

インターネットで『シンガポール 就活』を調べると、就活を支援してくれる転職エージェントを頼るのが良いと分かり、私の場合はGood Job Creationsさんの他に3社登録しました。

その中でもGood Job Creationsさんでのスケジュールをピックアップすると、担当になる方と面談をしたのが1日目として、翌日からは早速求人の紹介を頂きました。そこから自分でどの企業の選考を受けるか判断していきます。

私の場合、5日目に今の会社を紹介して頂き、書類選考を受けることに。その後すぐ書類選考通過通知を受け、8日目にスカイプ面接をしました。

そこから人事会議を経て実際に内定通知を頂いたのが11日目でした。

この様に書くとかなりスピーディーに感じますが、他企業の選考も同時進行していましたので、事前リサーチや書類選考、面接、担当の方とのフィードバックなど、とても忙しく通常より5倍くらいの長さに感じました。

就活をしていく上で、自分の英語力の未熟さを痛感したり、事前リサーチが甘く面接時にうまく返答出来なかったり、ベストを尽くせず後悔する時もありました。その度に担当の方に励まされ、アドバイスを素直に聞き入れ、自分なら出来ると強く信じめげずに次、次、と進みました。

 

なんで今の会社を選んだのか?

そもそも、ただ漠然と「シンガポールで働く」としか決めていなかった為、どんな仕事に就きたいのか、今後のキャリア形成はどうしたいのか、実は全く考えておらず…そんな時にご縁があったのが今の会社でした。

給与や待遇の他、今後のキャリア形成を踏まえての採用を提示して頂きました。

自分ですらちゃんと考えていないのに、こんなに私の事を考えて打診をして下さる会社は今後巡り会えないと思い、入社を決意しました。

そこからは何だかんだでトントン拍子に事が進み現在に至る、という流れです。

現在は日本人スタッフが在籍する系列店にて1週間の研修を終え、配属された店舗でローカルスタッフと共に日々奮闘しています。

新しい業種に挑戦する事に不安はありましたが、逆に言えば外国に住みながら新しい事も経験できて一石二鳥の美味しいところ取りだなと感じています。

ローカルスタッフとも拙い英語ながらも会話をしつつ、楽しい環境です。

賄い

勤務先でのまかないメニュー

 

 

シンガポールに来てびっくりしたこと

シンガポールに来て驚いた事と言えば、あっさり馴染んじゃった事ですかね。

旅行で来てた頃は電車ひとつ乗るのにも緊張してましたし、ホーカーセンター(日本でいうフードコートのような所)に入るのもすごく勇気が必要でした。

今はバスでも電車でも慣れすぎてうっかり寝て乗り過ごす事もありますし、ホーカーセンターも毎日のように出入りしています。

部屋の写真

自宅の部屋の様子

 

 

あんまり気張って過ごしてる感覚は無いですね。

私はキャリアチェンジで異業種への挑戦なりましたが、前職で経験した事が意外なところで役立ったり、今までやってきた事に無駄な事なんて無かったなと感じました。

最後に周囲の方からの反応ですが、親からは「他所様には迷惑かけるな。行ってこい」、友達からは「すごいじゃん。遊びに行く!」、前職の方からは「あなたらしい。頑張って」、と拍子抜けする程すんなり応援してもらえました。

最初に海外転職を意識するきっかけとなった前職の先輩からは「もっと違う世界を見た方があなたの今後の為になると思った。人生これからが長いんだから楽しんで!」と言って頂きました。

私のシンガポール生活は始まったばかり。これから大変な事、辛い事も勿論あるかと思いますが、その度にポジティブに、楽しんで解決していきたいなと思っています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外ときっかけがつかめず、海外就職の思いをいだいたまま一歩を踏み出せない方も多いと思います。私個人としても、海外就職の際に最も大切なのは、ある種の思い切りと、海外で働きたいという思いの強さかなと考えています。

海外就職を検討している方は、まずはお気軽に弊社まで相談いただけると嬉しいです。

当社では、無料で就職相談を受け付けております。海外転職にご興味がある方は、お気軽にご相談ください!

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