初めまして!
Good Job Magazineの古林です。
「海外就職・転職をしたい」…と思っていても、不安を感じる方は多いと思います。皆さまの海外転職のイメージが少しでもわくよう、シンガポールでの転職に成功した方々にインタビューをしてみました。
今回お答えいただいたのは外資系企業のカスタマーサポートで働く女性(Y子さん)です。
経歴:Y子さん、28歳。明治大学卒業情報コミュニケーション学部卒業後、海外への興味をきっかけにワーホリなどを経験。現在はシンガポールにある外資系サービス企業のコンサルタントとして、顧客サポートに従事しています。
Q. 大学卒業から現在までのキャリアを教えてください
大学卒業後、正直日本での就職があまり考えられませんでした。いずれは海外に行きたいと思っていたので、まずはワーホリでオーストラリアに1年間行きました。そこではホテルや飲食店など、主にサービス業に就きました。
その後ビザの都合で一度日本に戻り、印刷関係の仕事や事務、イベント関連企業など、数社経験しました。
海外でキャリアを積みたいという思いが捨てきれず、今度はニュージーランドへ渡りもう1年ワーホリを経験しています。そこではツアーガイドとして働きました。
帰国後、また英会話スクールなどで事務職を経験しましたが、やはり海外で働く楽しさが忘れられず、思い切って正社員として海外で仕事をすることを考えるようになりました。

海外で働く楽しさが忘れられない
Q. 転職のきっかけは? なぜ海外にこだわりがあるのでしょうか?
日本での仕事は基本的に契約社員でしたので、契約満了がきっかけとなりました。海外にこだわる理由は、労働者の権利が守られた環境で働き、ストレスの少ない生活をしたかったからです。
私自身、異文化の環境に入ることにはあまり抵抗がなく、むしろ環境の違いを楽めるタイプです。ですので国内で条件の良い仕事を探すより、海外で働いたほうが正直手っ取り早いと思いました(笑)。
そのようなわけで、海外転職への抵抗はあまりありませんでした。
Q. 転職活動について教えてください
まずは自分でジョブストリート(転職サイト)などのサイトを活用し、仕事を検索しました。その後は人材紹介会社に登録し、仕事を斡旋してもらいました。
Q. 現在のお仕事について教えてください
外資系リロケーションサービス企業のコンサルタントとして働いています。
リロケーションサービスは、企業内での国をまたいだ異動をサポートするサービスです。提携している各国の旅行代理店や、ビザのコンサル業者、引越し業者、また、異文化トレーニングや語学研修、現地ツアーまで、様々な業者を手配し、転勤者と各業者の仲介をします。
海外転職やワーホリなどで何度も移動を経験した私にはお客様のニーズや業務の重要性がわかり、とてもやりがいがある仕事です。
Q. 会社は外資系ですが、英語を使う頻度はどのくらいですか?
社内=英語9 日本1
社外=英語3 日本7
と、社内では圧倒的に英語ですが、日本人も多く、休日などは日本語も使っているためバランスがとれています。
私のおススメの英語勉強方法は、アプリなどを使って英語でラジオを聞いたり、カウチサーフィンなどで積極的にいろんな方と交流を図ることです。
Q. なぜシンガポールを選んだのですか?
あまり寒いところが得意ではなく……(笑)というのもありますが、単一民族ではないこと、英語圏であることが理由です。
また、他の国に比べて労働ビザがおりやすいですし、給与や時差の面からも日本での生活と大幅なギャップがないことも大きな理由です。