初めまして!Good Job Magazineの大野です。
海外就職・転職を目指す方には女性も多いと思います。
日本に比べてシンガポールでは女性がしっかりとキャリアを築いている……と感じている私が、今回は女性目線でシンガポールの働く女性を支える環境についてお話ししたいと思います。
シンガポールの働く女性を支える環境
シンガポールの中心部を歩くと、まず驚くのが働く女性の多さです。スーツ姿で携帯を片手に忙しそうに歩いている女性をたくさん目にします。
中にはいつ産まれてもおかしくないほどの大きなお腹で出勤されている方も頻繁に見掛けます。
シンガポールでは、働く女性がしっかりとキャリアを築ける環境が大きく2点あります。
- シンガポールは実家暮らしが一般的
- シンガポールにおけるメイド雇用
です。
1. シンガポールは実家暮らしが一般的
シンガポールでは、多くの家庭が2世帯、3世帯で一緒に生活をしています。結婚後も両親や祖父母と同居を続けるため、子どもが小さい場合は面倒を見てもらうことができます。
もちろん良い点、悪い点あるかと思いますが、シンガポールの家庭は子どもの教育や子育てにとても熱心で、家族一同で面倒を見るという文化があるようです。
一方、日本ではどうでしょうか。
2015年の日本総合研究所による発表資料(※1)では、アジア主要9ヶ国・12都市で20代~40代までの生活実態調査を行った結果、同居者数では東京の1人暮らしが30%で最も多く、その他のアジア12都市の1人暮らし世帯は全て4%以下のようです。
また、夫婦共働きの世帯は東京が最低の54%です。(シンガポールは84%。)
経済的に日本が裕福な点はうかがえる一方で、既婚女性や子どもを持つ母親が、しっかりキャリアを築ける環境が整っていないことも要因として考えられるのではないでしょうか。