異なる人種と関わる機会は日常茶飯事! 日本とシンガポールの違い
日本とシンガポールの違いについて教えてください。
シンガポール国内だけで完結する仕事ばかりではないので、国をまたいだ大規模な提案となることが多々あります。そのため、海外出張が月に1度ほどあり、言葉も文化も異なる地での対応は避けられません。
シンガポール国内において、日本人、中華系、マレー系、インド系と、異なる人種と関わる機会は日常茶飯事です。
また、シンガポールでは「残業」という概念がほぼないため、ローカル社員は定時で帰ることがほとんど。クライアントもサプライヤーも、納期については寛大な企業が多いような印象を受けます。(もちろんすべての企業というわけではありません)
自分で形にしたものが世の中に出て、目に触れられる喜び
今までで印象に残っているプロジェクトはありますか?
カフェのオープニングからマーケティングとクリエイティブを一任されたプロジェクトですね。
店内のメニューやポスター、POPと広告や販促物、全てが自分の提案で囲まれていることに、これまでの苦労も吹き飛びました。
あとは、食品メーカーの商品ラベルのプロジェクトです。アセアン全域に自分が携わったラベルが流通しています。シンガポール島内のスーパーにおいても、陳列棚に所狭しと並んだ自社制作のラベルを見た時は、思わず頬が緩みます。
海外はビジネスパーソンとしての自分磨きに最適
広告代理店で働く魅力を教えてください。
営業職=マーケティングであり、クライアント、業種によってはその先の顧客の喜び・付加価値を引き出すことが仕事であり最大の役目であり、そこに最大のやりがいと使命感を感じています。
広告代理店の営業職はマルチなタスクを求められるため、ビジネスパーソンとして自分を磨き、高めることができます。商社と並び「なんでもあり」の個人の能力、馬力が問われる貴重な業種だと感じます。
シンガポールで働くからこそ得た経験はありますか?
まず、月並みですが多様性。様々な人に対する対応能力、柔軟性が身に付きます。
画一的な日本の風習・習慣とは異なり、国民の人種や言語も異なるシンガポールでは、主張をしなければ飲み込まれます。戦う(議論する)ことでお互いを認めあえたり、タフになれる環境があります。
また、誤解を恐れず言うならば、シンガポールはいわばビジネスのトレセンのような存在で、各業界・各社、非常に有能な人材が集約しており、日本では到底出会えないような業界の大物にふと出会えたりすることもしばしば。
貴重な20代~30代をこのような環境で過ごせることに感謝しています。
Iさん、ありがとうございました。
まとめ
日本・アメリカでの経験を活かし、さらに磨きをかけたビジネスパーソンへなるため切磋琢磨しているIさん。シンガポールでの広告代理店のお仕事の魅力が伝わってきました。
今回インタビューをしたIさんは、人材紹介会社をつかって求人情報を見つけたそうです。これまで、以下の記事で人材紹介会社の活用方法をご紹介してきました。
『人材紹介会社を活用! シンガポールへの転職・就職活動』
https://magazine.goodjobcreations.com.sg/archives/44
『知らなきゃ損! シンガポールの人材紹介会社を活用するメリット・デメリットとは?』
https://magazine.goodjobcreations.com.sg/archives/217
ぜひご参考にしてください!