「現地採用は自分のキャリアを主観的に描けるのがメリット」元シンガポール駐在員Sさん | Good Job Magazine (シンガポールでの就職・転職のあれこれをお届けするWebメディア「Good Job Magazine」です。シンガポール就職のコツ、就職体験談など、シンガ ポールでの就職・転職を目指す人に役立つコンテンツを配信します。) - Part 2

「現地採用は自分のキャリアを主観的に描けるのがメリット」元シンガポール駐在員Sさん


Sさんは駐在のご経験もありますが、駐在と現地採用で感じる違いはありますか?

駐在時代はいろいろな面で恵まれていました。ですが、現地採用になって初めて、駐在時は自分の本当の実力を完全に勘違いしていたように感じています。

現地採用では、何の後ろ盾もなく自分の経験、実力だけが頼りです。また、日本帰任という辞令が基本的にはないので、自分のキャリアをどうしたいのかを主観的に描くことができる点は現地採用のメリットです。

なお、駐在か現地採用かと考えた時点で「日本人社会に限定した考え」になってしまうと思います。

グローバル人材になるためには、駐在か現地採用かに関わらず、きちんと結果を残し、現地の人間や他の国から来ている同じ世代の人達と競争していくことです。その意識があれば、現地採用か否かはあまり気にすることはないと思います。

また、現地採用としてのほうが自分の市場価値が給与にダイレクトに反映されるので、自分がどれくらいの位置にいるのかがわかりやすいです。

グローバル人材になるために大事なのは、同じ世代の人たちと切磋琢磨し仕事の結果を出すこと

グローバル人材になるために大事なのは、同じ世代の人たちと切磋琢磨し仕事の結果を出すこと

これからシンガポールで働く人たちへメッセージをお願いいたします

海外での就職・転職を考えた場合、シンガポールは「入門編」だと思います。
ですので、シンガポールでの就職・転職が最終的な目的ではなくスタートラインと思い、そこから自分がどのようなキャリアを積んでいきたいのかを考えていただきたいです。

そしてもし仕事が決まったら、その仕事に満足できるかどうかに関わらず、きちんと全力でコミットすることが大切です。一生でこの時期が一番頑張った、真剣に働いたと後から言えるように頑張ってみてください。

自分の仕事の適性は自分ではわからないことが多いです。また、新しい自分の適性に、意外なところで気付くかもしれません。ただしそれは、仕事に対して全力でコミットした人に対してのみのご褒美です。

その上で異国の地で新しいキャリアが、皆さんも築けると良いですね。

まとめ

今回取材をして印象に残ったのは、多くの方が「雇用形態(駐在/現地採用)」に目を向ける中、「働き方」によって仕事への充実度、満足度、成果は出るのだというお話です。

「後ろ盾がない」現地採用は、自分のスキル、頑張りが直接評価につながっているというご指摘は、私自身も実感しており、改めて「自分は仕事にコミットできているか?」と考えさせられました。

また、「帰任がない」現地採用という働き方は、「自分でキャリアを描きやすい」といお話も心に落ちました。将来の目標設定と、その過程で悔いのない仕事をしたい、と気を引き締めるきっかけとなった今回の取材でした。

なお、当社では現地採用の求人を多数ご案内しています。今回はマネジメント経験のある方へ求人をご紹介いたします。

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