シンガポールのローカル企業の良い点
英語について
前述のように、私は職場で唯一の日本人だったため、否応なしに毎日英語しか聞かない話さない環境でした。そしてこの環境のおかげで英語力は断然上がったと思います。
やはり英語を話さないと何もできない環境に身を置いたことや、日本人お客様と現地スタッフとの通訳のも発生することもあり、自分の意識も変わったと思います。
また、他のスタッフとの距離を縮めるためマレー語や中国語の簡単な単語を覚える努力もしました。
仕事について
日々、たくさんの国からいろいろなバックグラウンドが異なるお客様がいらっしゃいました。業務の反省をしつつ、どのようにすればサービス向上ができるかという提案を気軽に上司に話せる職場環境で、それが良ければすぐに周知・実行というスピード感はとても新鮮でした。
また、あまり馴染みのない宗教への配慮ができるようになったことは、シンガポールという異なる宗教と民族が隣あわせで住む国で生活する上では、大変勉強になりました。
女性の活躍
女性の正社員の割合が高かったです。表彰していただく機会があったのですが、そのセレモニーに来られていた役職者のほとんどが女性でした。ローカル企業の方が能力があれば年齢や性別関係なく昇進していけるのではと感じました。
そして、女性が働きやすい職場だったと思います。たとえば私は結婚しているため、早朝や深夜のシフトがほとんどないように考慮していただけました。
シンガポールのローカル企業の難しい点
おおらかな人が多い一方、時間にもおおらかな環境でした。仕事始めのミーティングも10~15分遅れてくるのは日常茶飯事でした。また、1時間の休憩が1時間半、2時間……と長引くのも当たり前の光景。
休憩時間を守らず帰ってくる同僚に、気にするでもなくニコニコしてお帰りと言うことは、最後の最後までできませんでした。
チームでオペレーションをしていると、休憩中の人の持ち場もカバーしなければなりません。それが嫌で辞めていくシンガポール人もいたくらいです。
私も、それを気にしだすとイライラすることが多かったので、なるべく考えないようにしていました。(あまりにも酷い時はメッセージアプリで「今どこにいますかー」とシレッと全員宛てに聞いたりしていました)。
まとめ
ローカル企業で働くのは、やはりシンガポールの文化や生活背景がある程度わからないと、最初は戸惑うことも多いかも知れません。
ですが、あえて日本人を採用するということは、語学や日本人にしかしかできないことを期待されることが多いのです。そういった意味で、日本人らしさを最大限に生かせる職場の一つではないかと思います。
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